共創ストーリーSTORY 03

共同開発東洋熱工業

BIM×ARでスリーブ検査をスマートに、建築現場の品質管理と省力化を両立

スリーブ検査システム「SLEEVY」

土木で育てたAR検査の技術を、建築設備のスリーブ検査に広げた最初の製品です。

  • 特許出願中(特願2026-004614)
SLEEVYの利用の様子 1
SLEEVYの利用の様子 2
SLEEVYの利用の様子 3
SLEEVYの利用の様子 4
SLEEVYの利用の様子 5

01BACKGROUND

共創の背景

ビルやマンションなどの建築の現場では、生産性の向上と確かな品質管理の両立が大きなテーマです。

設備配管が通る穴を確保するスリーブの検査は、コンクリートを打つ前の「墨出し検査」と、打つ直前の限られた時間で行う「取り付け確認」の2段階です。全数の検査で、広い現場での階の移動や、狭い所・高い所での繰り返し作業が続きます。外部に任せる仕組みも業界で広がっておらず、施工管理者が本来の監理業務に使う時間を圧迫していました。

02CO-CREATION

東洋熱工業と一緒に作ったこと

GRIFFYは、土木の現場を中心に広げてきた「現場ロイド」の枠を超え、サブコン・デベロッパー・ビルオーナーといった新しいお客様へ踏み出すことにしました。その第一歩として、東洋熱工業と「SLEEVY」を共同開発し、同社が施工する現場で実証実験を進めてきました。

単に現場の手間を減らす道具にとどめず、承認の流れや施工管理のあり方まで見すえた「デジタル検査」を、建築・設備業界の新しい標準にすることを目指しています。

03PRODUCT

スリーブ検査システム「SLEEVY」でできること

BIMの図面がそのまま検査データに

BIM(3次元CAD)から出したIFCファイルを取り込むと、キープランを自動で作ります。

ARが検査の「ものさし」に

通り芯の返り墨を合わせると仮想のスリーブが映り、設計値と実際の位置の差を数値で表示します。

合否を自動で仕分け

許容誤差を外れたスリーブを自動で仕分け、人による判定のばらつきを減らします。

撮影と同時にクラウドへ

写真と計測データは撮った時点でクラウドに同期され、転記や写真の仕分けがいりません。帳票も出せます。

確認・承認まで1つの流れで

検査、写真の管理、確認・承認までを一続きで行えます。紙のチェックシートを印刷して押印をもらう流れを置き換えます。

検査の手順は変えない

手順はこれまでどおりで、検尺ロッド・紙の図面・チェックシートがiPad Pro 1台に置き換わります。

墨出し検査の4つの手順

  1. 1通り芯の返り墨を設定する画面の交点にX軸・Y軸の返り墨を合わせます。
  2. 2仮想のスリーブが映る事前に取り込んだ設計値をもとに、スリーブをARで表示します。
  3. 3設計値との差を確かめる仮想のスリーブを実物に合わせ、差を数値で確認します。
  4. 4撮影して保存する検査結果を撮影し、画像と計測データをクラウドに同期します。

期待される効果

作業の負荷を分けられる

検査を現地の職人に任せる仕組みにより、施工管理者の負荷を分散します。

監理業務に集中できる

検査にかけていた時間を、施工管理者が本来行う監理業務に向けられます。

精度とコストを両立できる

ARで検査の精度を上げ、検査を任せることで全体のコストを下げます。

出典: 当社のお知らせ(2026年2月)、SLEEVY 製品ページ。導入効果の数字はまだ公表していません。

04HISTORY

改良の歩みと、これから

  1. 2026年2月 東洋熱工業との共同開発を発表(特許出願中)

これから

図面の管理から検査の記録までを途切れなくつなぐ、デジタル検査の流れづくりを、東洋熱工業と進めていきます。

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