共創ストーリーSTORY 01
共同開発大林組
体調管理ソリューション「GenVital LTE」
大林組が10年かけて育ててきた体調管理の技術を引き継ぎ、どこでもつながるLTE版として製品にしました。





01BACKGROUND
建設業界が直面する課題の一つに、労働人口の減少と、気候変動による熱中症対策があります。2025年6月には、職場の熱中症対策が事業者の義務になりました。
大林組は2015年頃から熱中症対策の研究を始め、シャツ型のセンサーからリストバンド型へと形を変えながら、心拍数と暑さ指数を組み合わせた独自の判定の仕組みを育ててきました。アラートが出すぎて誰も信じなくなることを避けるため、環境(暑さ指数)と身体(心拍数)をセットで見て、なぜ今アラートなのかが分かる判定にしています。
02CO-CREATION
2023年、大林組の体調管理の技術がGRIFFYに引き継がれました。当時はBluetooth版で、広い土木現場では中継機の設置と移設が大きな負担でした。中継機の死角に入るとデータが途切れてしまいます。
大林組の現場からの「どこでもつながるLTE版にできないか」という声を受け、LTE通信を内蔵したリストバンドに切り替えて中継機を不要にしました。電源を入れればすぐにクラウドにつながる形にし、2025年5月に「GenVital LTE」として提供を始めました。
2024年には、共同開発した「GenVital」が大林組の約60現場・約3,000人の作業員に導入されています。
03PRODUCT
大林組が開発した体調管理判定アルゴリズムで、作業員の体調を「危険」「警戒」「注意」「正常」の4段階で表示します。「注意」以上が24時間以内に1時間たまると「要緊急対応」を出します。
LTE通信を内蔵し、直接クラウドへ送ります。心拍数は20秒ごとに計測し、画面は1分ごとに更新します。防水防塵はIP68、重さは約30gです。
民間気象会社の暑さ指数をAPIで取り込むため、現場に測定器を置く必要がありません。
アラートの対象者やSOSを出した人の位置を地図で確かめられます。工事図面を重ねて表示することもできます。
SOS通知・転倒通知・うずくまり通知と、管理者からリストバンドへのメッセージ送信に対応し、季節を問わず使えます。
現場チャット「direct」へのプッシュ通知、雨量や風速などのクラウド計測との連携、週ごとのAIアドバイスに対応しています。
約2,500名
2025年度の利用者数
約0.4%
2025年度の熱中症の発症率
2,300台超
提供開始から半年の導入台数(100社超)
出典: 現場ロイド製品サイト「株式会社大林組様(開発ストーリー)」(2026年3月公開)、当社のお知らせ(2026年4月)
04HISTORY
これから
建築の現場では作業員の入れ替わりが多く、利用者登録の手間が広がりの壁になっていました。村本建設・キッズウェイと進めている顔認証システムとの連携で、この手間を減らします。